梅雨の時期や屋外でも使える用紙は?水で濡らして調べてみました!
2019/03/19
こんにちは、ポスターラボです。
新年度がまもなく始まりますね。
春や初夏に開催のイベントや催し事に向けて準備は進んでいますか?
冬が終わるこれからの季節、雨模様の日も増えるかと思います。
ポスターは店内などの屋内に貼ることもあれば、外に貼る事もありますよね。
外に貼る場合、突然の雨に濡れて読めなくなると困ってしまいます。
そこで今回は水に濡れたらポスターラボで取り扱っている用紙はどうなるのか、 インクはどれくらい滲んでしまうのかを実際に試してみました!
【マット紙】
【和紙】
【ソフトクロス】
【結果】
どの用紙も水を吸ってしまい、マット紙と和紙は波打ちも見られます。
こちらの2種類は印刷された文字は読めるものの、黄色の部分を見ると水を吸っていることが一目瞭然ですね。
乾くとあまり気にならない所もありましたが、滲んだ事が全く分からなくなることはありませんでした。
ソフトクロスも水をたくさん吸っていますが文字の滲みは見られず、乾くと濡れた形跡は残りませんでした。
これら3種類はコーティング等がされていないので、水に濡れるとどんどん紙に吸収されていきます。
ソフトクロスは布生地なので濡れても乾くと元通りになりました。
よって、マット紙・和紙・ソフトクロスは水に濡れる可能性のある場所での利用には適しません。
【光沢紙】
【半光沢紙】
【合成紙】
【結果】
光沢紙・半光沢紙ともに水を弾いており、滲みも見られません。
合成紙は一部水を吸っている部分がありますが、滲みは見られません。
光沢紙は紙の表面を樹脂コートしてある紙なので、 ポスターラボで取り扱っている用紙の中でも特に水に強い印象ですね。
半光沢紙も光沢紙をベースにすり消し加工された用紙なので同様です。
合成紙は紙とプラスチックを合成した用紙のため、普通の紙よりは水に強いですがラミネート無しでは屋外の使用は適さないようです。
光沢紙・半光沢紙は短期間なら滲みを気にせず使えそうです。
どの用紙でも文字が滲んで読めない!ということはありませんでしたね。
これは印刷に使用しているインクに秘密があります。
ポスターラボでは、すべて水性顔料インクを使用して出力を行います。
ポスターラボでは顔料インクを使用しているので、 実験結果の通り水に濡れても文字も滲まずはっきり読むことができますね。
いくつかの用紙に耐水性があることがわかりましたが、ホームページの用紙の説明ページにもある通り
通常のポスター印刷は屋内・短期野外での利用を目的とした印刷出力となります。
どうしても水に濡れたら困る!という方はラミネート加工をすることをお勧めします。
【バックライトフィルム】
【合成紙(ラミネート加工あり)】
【結果】
バックライトフィルム・合成紙ともにラミネート加工を施したことにより完全に水を弾いています。
表面はグロス(艶あり)の仕上がりになり、屋外での長期利用も可能です。
また、UVカット加工により、雨だけではなく、直射日光などの強い日差しに長期間さらされても ほとんど色褪せる事はありません。
光沢紙、半光沢紙は用紙にもともとされているコーティングによって、数日といった短期間でなら使用できそうです。
これらに比べるとラミネートをした用紙は長期間の使用に最適なものであるとわかります。
水性顔料インクジェットプリンタで印刷されたポスター・パネルはラミネート加工を施すことによって、 耐水性・耐光性が増し、掲示する期間や場所も幅が広がります。
※ポスターラボのラミネート加工はポスター表面のみの加工となります。
使う場所や期間・季節によって用紙をうまく使い分けて様々な用途にお役立て下さい!
新年度がまもなく始まりますね。
春や初夏に開催のイベントや催し事に向けて準備は進んでいますか?
冬が終わるこれからの季節、雨模様の日も増えるかと思います。
ポスターは店内などの屋内に貼ることもあれば、外に貼る事もありますよね。
外に貼る場合、突然の雨に濡れて読めなくなると困ってしまいます。
そこで今回は水に濡れたらポスターラボで取り扱っている用紙はどうなるのか、 インクはどれくらい滲んでしまうのかを実際に試してみました!
実験その1:マット紙・和紙・ソフトクロス
【実験】マット紙・和紙・ソフトクロスを霧吹きで濡らして比べてみます。
【マット紙】
【和紙】
【ソフトクロス】
【結果】
どの用紙も水を吸ってしまい、マット紙と和紙は波打ちも見られます。
こちらの2種類は印刷された文字は読めるものの、黄色の部分を見ると水を吸っていることが一目瞭然ですね。
乾くとあまり気にならない所もありましたが、滲んだ事が全く分からなくなることはありませんでした。
ソフトクロスも水をたくさん吸っていますが文字の滲みは見られず、乾くと濡れた形跡は残りませんでした。
これら3種類はコーティング等がされていないので、水に濡れるとどんどん紙に吸収されていきます。
ソフトクロスは布生地なので濡れても乾くと元通りになりました。
よって、マット紙・和紙・ソフトクロスは水に濡れる可能性のある場所での利用には適しません。
実験その2:光沢紙・半光沢紙・合成紙
【実験】光沢紙・半光沢紙・合成紙も同じように水をかけ、比べてみます。
【光沢紙】
【半光沢紙】
【合成紙】
【結果】
光沢紙・半光沢紙ともに水を弾いており、滲みも見られません。
合成紙は一部水を吸っている部分がありますが、滲みは見られません。
光沢紙は紙の表面を樹脂コートしてある紙なので、 ポスターラボで取り扱っている用紙の中でも特に水に強い印象ですね。
半光沢紙も光沢紙をベースにすり消し加工された用紙なので同様です。
合成紙は紙とプラスチックを合成した用紙のため、普通の紙よりは水に強いですがラミネート無しでは屋外の使用は適さないようです。
光沢紙・半光沢紙は短期間なら滲みを気にせず使えそうです。
実験結果の解説
上の実験では紙によって様々な違いが見られましたがどの用紙でも文字が滲んで読めない!ということはありませんでしたね。
これは印刷に使用しているインクに秘密があります。
ポスターラボでは、すべて水性顔料インクを使用して出力を行います。
■水性と油性の違い
インクを液状にするベース剤(溶剤)には、”水性“と“油性”があり、 ”水性“は水、“油性”はシンナー等をさします。
インクを液状にするベース剤(溶剤)には、”水性“と“油性”があり、 ”水性“は水、“油性”はシンナー等をさします。
■染料と顔料の違い
発色する物質には“染料”“と”顔料“があります。
“染料”“とは着色するための水や油などの液体(溶剤)に溶ける粉末の総称で、紙に染料を浸透させて色を出します。
染料インクは、紙に染み込んで顔料よりは発色がよくなりますが、 和紙のようなにじむ用紙には向かず、顔料に比べて耐水性に劣ります。
”顔料“とは着色するための水や油に溶けない粉末の総称で、 紙の表面に定着し速乾性があることが特徴です。
耐水性が強く、色落ちに強い・にじまないのでクッキリとし、 紫外線を受けても色あせにくいです。
発色する物質には“染料”“と”顔料“があります。
“染料”“とは着色するための水や油などの液体(溶剤)に溶ける粉末の総称で、紙に染料を浸透させて色を出します。
染料インクは、紙に染み込んで顔料よりは発色がよくなりますが、 和紙のようなにじむ用紙には向かず、顔料に比べて耐水性に劣ります。
”顔料“とは着色するための水や油に溶けない粉末の総称で、 紙の表面に定着し速乾性があることが特徴です。
耐水性が強く、色落ちに強い・にじまないのでクッキリとし、 紫外線を受けても色あせにくいです。
ポスターラボでは顔料インクを使用しているので、 実験結果の通り水に濡れても文字も滲まずはっきり読むことができますね。
いくつかの用紙に耐水性があることがわかりましたが、ホームページの用紙の説明ページにもある通り
通常のポスター印刷は屋内・短期野外での利用を目的とした印刷出力となります。
どうしても水に濡れたら困る!という方はラミネート加工をすることをお勧めします。
実験その3:ラミネート加工
【実験】 ラミネート加工されている用紙(バックライトフィルム・合成紙)に水をかけて比べてみます。
【バックライトフィルム】
【合成紙(ラミネート加工あり)】
【結果】
バックライトフィルム・合成紙ともにラミネート加工を施したことにより完全に水を弾いています。
表面はグロス(艶あり)の仕上がりになり、屋外での長期利用も可能です。
また、UVカット加工により、雨だけではなく、直射日光などの強い日差しに長期間さらされても ほとんど色褪せる事はありません。
実験まとめ
水に濡れる可能性がある場所での掲示には、マット紙や和紙は避けましょう。光沢紙、半光沢紙は用紙にもともとされているコーティングによって、数日といった短期間でなら使用できそうです。
これらに比べるとラミネートをした用紙は長期間の使用に最適なものであるとわかります。
水性顔料インクジェットプリンタで印刷されたポスター・パネルはラミネート加工を施すことによって、 耐水性・耐光性が増し、掲示する期間や場所も幅が広がります。
※ポスターラボのラミネート加工はポスター表面のみの加工となります。
使う場所や期間・季節によって用紙をうまく使い分けて様々な用途にお役立て下さい!